8.30.2011

未来を生きる君たちへ。

In a Better World
憎しみを越えたその先で
どんな世界を見るのだろう。

好きな監督の一人、デンマークのスサンネ・ビア監督の新作。
たまたま日本行きの飛行機の中であったので観る事ができた。
毎回この監督の作品を観る度に、心をぎゅっと掴まれたような気分になる。

この作品で彼女、今年度のアカデミー外国語賞を勝ち取ったわけだけれども
やはり私は彼女の撮るものが、撮り方が好きだなぁと改めて実感。

舞台はデンマークとアフリカの難民キャンプ。
ふたつのまったく異なる家庭に焦点を当て、そこからじわじわと進んでいく。

”暴力”と”愛”、そして”復讐”と”赦し”。
相違するものたちが、重なり合い交差していく。
私たちが毎日抱くまったく異なるともいえる感情たち。
そのひとつひとつは違うようで、うりふたつ。
ギリギリの境界線のところで成り立っている。

何処にいようと結局のところ人間が苦悩するその感情は同じもの。
もがき苦しみながら、必死に手探りに生きている。

張り裂けそうな緊張感のなかで、最後に残ったのは希望だ。

今回の邦題は、なかなかぐっとくるものがある。
私たち大人は見せていかなければならない。
未来を生きる子どもたちに。


公式サイト

2 件のコメント:

  1. あすかちゃん!お名前もブログも変わっちゃったのね〜
    お知らせもらえてよかったわ!
    昨日 熱海旅行から戻ったのよ。
    リンク貼り直すね〜

    今後も宜しくね♪

    返信削除
  2. >migさん
    熱海旅行いってたんだね。
    いいねー!
    また変わっちゃったけど、これからも宜しくねー!

    返信削除

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