このひとは、いろんなことが、ほんとうのところ、わかっているんだろうか。それとも、ぜんぜんわかっていないんだろうか。とても危うい感じがした。でも、何も言えなかった。自分自身だって、危うかったから。世界というものがどう成り立っていて、その世界の中で自分がどういう位置にいるのか。そしてこれからどうなってゆくのか。(181)久しぶりに読む川上弘美さん。
川上さんの「センセイの鞄」は大好きな本のひとつ。
ん〜、やっぱりなんとなく独特の雰囲気。
舞台はとある町。
そこに住む人々の話が、一話ごとに主人公を変えて綴られている。
何気ない日常なのだけれども、このふわふわ感。
川上さんのふわふわ感は、江國さんのようなふわふわ感とは全然違う。
でも、ふわふわというか、ゆるゆるというか。
そしてなんか四次元との境目がなくて、気付くと向こう側にいる。
なんて、不思議。
おれは何も決めなかったと思っていた。決めているのはおれ意外の者たちなのだと思っていた。でもそれは、ちがっていた。おれは、生きてきたというそのことだけで、つねに事を決めていたのだ。決定をする、というわかりやすいところだけでなく、ただ誰かと知り合うだけで、ただ誰かとすれちがうだけで、ただそこにいるだけで、ただ息をするだけで、何かを決めつづけてきたのだ。おれが決め、女たちが決め、男たちが決め、この地球をとりまく幾千もの因果が決め、そうやっておれはここにいるのだった。(264)
でも、読んでるとなんかそういうものなのかな〜と思ってしまう。
そのままを受け入れてしまうからまた不思議。
amuさん、こんばんは!
返信削除ちょっと興奮、私も川上さんの「センセイの鞄」が大好きなんです。私の心の中の大切な本リストの上位に入っています。確か初版で買ったんですけど、装丁も含めて本当に大好きな本です。いつかwowowでドラマやってたんですけど、小泉今日子さんが主演で素敵でした。
amuさんもお好きなんだぁとすごく嬉しくなっちゃいました。
川上さんの最近の著書は読んでいなかったので、久しぶりに何か探してみようかなという気になってきましたよ。
それと、「レインツリーの国」も読みました。
感想はひとことでまとめるのは難しいんですけど、有川さんならではの胸キュンやら、まっすぐ体当たりな主人公たちの魅力にするすると読んでしまって、読後はなんかパワーをもらった気がします。
それに、この物語を小牧教官目線で読んでしまって、毬江ちゃんへの思いまで想像しちゃったり、毬江ちゃんの心情を妄想しちゃったり、なんだか色んな目線で楽しんじゃいました。
けれども身につまされる息苦しさもあって、読み終えたときにちょっとホッとしたというか、もっと大胆にキャラ読みしちゃってよかかったかなぁとか思いました。
私、すごく好きな本は読み終えたら間髪入れずに二度目をじっくり読むんですけど、この本は一週間ぐらい寝かしてから二度目を読もうかなと。
そんな感じです。
でも、読んでよかったなと思いました。
今日は「阪急電車」も読んだんですよ
なるほど、胸キュン。爽快。映画も観たくなっちゃいました。
もう一度読み返さねば。ホント、有川さんの描く人物は魅力的ですねぇ。
>ariさんへ
返信削除おはようございます!
お〜、ariさんも「センセイの鞄」好きなんですね!
私もあの作品は自分の中のお気に入り上位でして、なんども読み返しちゃいます。
じわじわ、と。いいですよね。読む度に味が増すというか。
映画の方は私も昔見ました!
結構イメージあってましたよね。
川上さんの作品は本当に久しぶりだったので、また他のも読み直したいなぁと思ってるところです。
あ、「レインツリーの国」読まれたんですね!
うんうん、そうですよね。
図書館戦争を読んでるので、両方の視点で読めちゃいますもんね!
そして読み終わったら、また図書館戦争のそのところを読みたくなっちゃいそうです。
私は図書館から借りてきた本があるので、まだレインツリーの方は未読ですが、ariさんの感想読んでたら、すぐ読みたくなっちゃったなー。
あ、「阪急電車」も読まれましたか?
本当にいいですよね。胸きゅんですよねー。
映画、たしか来月DVDでしたね。借りなきゃ!